Avis|数式解説

    Avisとは何か

    Avis(アヴィス)は「鳥」。
    でもこの作品で描いているのは、「飛びたい」よりも先にある気持ち——
    空のなかに溶けて、群れと同じ風に乗り、誰かとともに在りたいという願い。
    だから数式は、距離や速さではなく、“心の風向きがどれくらい揃っているか”を表す形にしました。

    Avisの数式

    $[
    \boxed{
    \mathrm{Avis}(h)=
    \left\lVert
    \frac{1}{N+1}
    \sum_{i=0}^{N}\mathbf{u}_i(h)
    \right\rVert
    }
    ]$

    記号の意味
    $(h)$:高さ(その高さから世界を見る、という視点)
    $(N)$:鳥の数
    $(\mathbf{u}_i(h))$:高さ $(h)$ における「進む向き」を表す単位ベクトル(長さ1)
    $(i=1,\dots,N)$:鳥たち
    $(i=0)$:絵の中の彼女(=Avis)の“心の向き”
    $(\lVert \cdot \rVert)$:平均した向きの「長さ」(ノルム)
    この値は 0〜1 の間になる。

    この式が表していること

    $[
    \mathrm{Avis}(h)=
    \left\lVert
    \frac{1}{N+1}
    \sum_{i=0}^{N}\mathbf{u}_i(h)
    \right\rVert
    ]$
    これは、みんなの“向き”の平均をとって、その長さを見る式。
    みんなの向きがバラバラ → 平均が打ち消し合い 0 に近い(孤独)
    鳥たちと彼女の向きが揃う → 平均が強く残り 1 に近い(ともに在る自由)
    つまり $(\mathrm{Avis}(h))$ は、
    「この高さで、彼女の心が群れとどれくらい“同じ風に混ざれているか”」の度合い。

    この式で表したかったこと

    鳥たちは自由。
    でもその自由は「どこか一人で遠くへ」ではなく、「誰かとともに在る」自由として見えていた。
    地上にいるままでも、心が同じ風向きになった瞬間、
    彼女は「もう飛んでいる気がする」。
    Avisの数式は、その“静かな一致”を測るためのもの。

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