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痛みも、悲しみも、
それを抱えて歩んでいく
それが生きるということ。
どんな人にもある、
その人だけのSpirit。
他と違っても、
誰にも届かなくても、
その音は変わらない。
この曲は、語られない私の記憶。
私の歩んだ道、
私のSpirit。
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Spirit
Sinfoniart第一弾の作品【Spirit】
音名象徴に当てはめると
ミシシレシファ
出だしはこの音を使い、サビのメインメロディーもこの音をもとに作られています。
Sipirit の意味は『生きようとする力』『魂』『精神』『霊』『特別な存在』
私たちは生きていると
心無い言葉をかけられたり
なぜこのような扱いを受けるのだろうかということはたくさん経験します。
もちろん私の中にも刃はあります。
ない人はいないと思います。
精神は
自分と向き合えば向き合うほどに孤独です。
私の中の刃が我慢できず
時には言い返したくなったり
やり返したくなることもあります。
でも私はそれを人に向けることはしません。
言葉にして公表したこともほぼありません。
私がそうしてこれたのは
私の信じる信仰と私の信頼する人たちが
前を向くように接し続けてくれたからです。
『あなたがその剣を持つ必要はない
代わりに私が持とう』と。
そしてその剣は
他者を攻撃するものではなく
道を切り拓き進ませてくれる剣として
時に攻撃から守ってくれる剣として
引き戻されそうになる私の背後を守る存在として
私の心を守ってくれました。
その度に何を経験しても
何度も立ち上がってきました。
負けない強さでは無く
立ち上がる強さをくれました。
そして今私はここにいます。
私の経験した感情や想いは
音と色として
その経験をもとに私の世界を表現する素材のひとつです。
さまざまは感情を受け入れて
経験を糧に作品に込めるものだと思い創作を続けています。
それが私の心を保つ自尊心です。
それでも辛く虚しくなる時はやはりあります。
でもそれも含めて
私は前を向いて小さな一歩でも歩み続ける強さを持ち続けたいです。
楽しいことだけではない。
痛みも
苦しみも
怒りも悲しみも経験して
それでも前に進もうとすること
それが生きていくということなのだと思います。

【Spirit】
…Spirit… 私の代わりに剣を持ち 共に歩む人 私を奮い立たせ励まし 道を切り開く人 私の魂を守る聖い存在
…Spirit… 人の心は乱れやすく壊れやすい 心はすぐにゆらぎ 時には心の中には刃がある
…Spirit… 幾度となく潮流に押しつぶされ 戻されそうになっても 何度でも共に立ち上がる
これは私の人生の音 今を生きようとする心 それがこの”Spirit”
どんな人にもSpiritはある。
誰とも相容れなくても
理解し合えなくても
その人にとってのSpiritです。
この曲は私の語られない部分。
私のこれまでのSpirit。
Maho
Spirit その後
以前私がリーネアークcollectionとして描いたSpiritから二年が経ちました。
以前としてSpiritに対する気持ちは変わっていません。
ですが、共にいてくれる私の剣の存在が少し変わりました。
ここ数年本当に色々なことがありました。
言葉には到底表すことはできないです。
それを話したところで、理解されないことのほうが辛いからです。
きっと理解されません。それほど私は深い傷を負いました。
ですが、私は強くなったと思います。
より、自分自身と語り合いました。
自分の弱さを呪い、前に進めない力の無さも痛感しました。
結局何をされたとしても、加害側は一言の謝罪もないまま逃げ、
私は自力で立ち上がり、
0から歩み始めるのは自分自身でしかないのかと
その理不尽さに腹がたち何度も悔しくて泣きました。
それでも私の周りには、私に起きたことを全部理解することはできなくても
支えようとしてくれる人、応援してくれる人、様々な人がいました。
家族友人はもちろんですが、
私の作品を通して繋がった方たちです。
私はもう一度自分の作品の発信をし始めました。
新しい自分となって、新たな気持ちで作品を1から紹介し始めました。
次は絵だけではなく、私の声と共に発信しました。
すると、私の作品が心に響いてくれる人が海外にもたくさんいたのです。
私の作品から得たインスピレーションで詩を書いてくれる方や、長文のメッセージで励まされたとお礼をくれる方。
作品や声や言葉からあなたの人柄が伝わるとメッセージをくれる方もいました。
その事実は私を奮い立たせました。
私のアートは、私の人生の軌跡のようなものです。
もの、というかそのものです。
とくにMemento seriesはそうです。
今のこの私が励まされた期間、言葉をもらった瞬間
それは私にとっては確実に私にとって光そのものでした。
私は自分の中で消えてしまったと思ったSpiritを、もう一度Memento Seriesとして新たに描きなおすことにしました。

共に戦い切り開く剣。
何度でも立ち上がる剣
それが私のSpirit
以前の私の剣は、少年の姿で、
私の前を道を切り開きながら進んでくれました。
その時はとてもその少年が力強く感じました
でも私に今傍にいてくれる剣は変わりました。
しっかりと前を見据えて、
私の感情も経験もすべて受け取り、
炎と共に蘇り少年から青年へと変わりました。
彼の姿の変化は、きっとそれは私の成長と練られた強さの表れなのだと思います。
同じ題材で根底の考えは同じでも、
こんな風な形で作品が新しく生まれることは不思議でもあり
また、当然だろうなと思う感覚です。
いつも確固たる思いで作品を描いていても、
人は成長していくものです。
この世で変わらないものなどないです。
変わらないと思っていても変わっています。
良い風にも悪い方にも。
不変のものは神のみです。
作品は教えてくれます。
その時その時私が何を大切にしてよりどころにしていたのかを。
私がどのような心境だったのかも。
そしてそこから今自分がどう変わったのかも教えてくれるのです。
その時その時の私の感情や大切なものを残していく大切さをこの作品は教えてくれました。
Maho
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