恩師と久々の再会を

先日突然ずっとピアノでお世話になった先生が頭に思い浮かび、
会いに行きました。
アポなしで😂

レッスンのないだろう時間を見計らって突然お邪魔しに行ったので（おい☺）ドアホンを鳴らして名前を告げると一瞬固まってから、
ええー！！！！！と玄関に飛び出してきて家に上げてくれてそこから三時間くらい話しました。
だいぶ会ってなかったです。

気持ち的には一億光年の気分でした。

でも会うとすぐに昔の感覚に戻れたというか、違いますね、昔と違った形でした。
かつての先生と生徒には変わりないのですが、
私が大人になり、ピアノではないけれど別の音楽の分野の人間になったことでまた新しい形の師弟関係になった気がしました。同じ音楽人としての関係にもなりました。

私が作曲をしてることに驚いてました。
ピアノの先生から見ると作曲家はまたわからない分野で未知の世界のようで、
教わっている先生のことや、どうやって作曲の道にいったかなど、絵も描いている話もして驚きの連続の声をあげていました。

先生も色んな方面で活躍されていてお互いに嬉しかったです。

先生は、以前にも私が一番印象の強い一番弟子だったと言ってくれていました。

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貴方は感覚で私の言いたいことをすぐその場で受け取って再現してくれたから驚かない。

舞台に上がると急に度胸が据わって、演奏にも芯と根性があったから今そうして自分の努力と感性で掴みに行ってるのは理解できる。

舞台の空間を自分の色に染める子だった。

あんなに厳しくしないでもっと優しくしてあげればよかったと思い出すこともある

一番輝いていた時代だった、忘れられない。

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と、話してくれました。

そんな風に思ってくれていたのだなと思ったし、客観的な私も知ることが出来ました。

先生のレッスンは確かに厳しかったです。
でも嫌ではなかったです。厳しい時こそなぜ厳しくなるのかの大事なポイントがありました。だから私はそれが知りたかった。知りたい気持ちが強いから厳しいのが二の次に 笑

そのおかげでなんの知識もない状態で作曲という別畑にも関わらず、
今の先生にもついていけてると思います(⌒∇⌒)✨

そして私が本当になんの土台もないまま作曲の道に入って苦戦していることも理解してくれて色々と勉強の仕方を教えてくれました。

ご存じの通り二月から体調を崩してなにもできなかったような気分だったのですが、
恩師に会うことが一つの区切りというか、前に進む気持ちの新たな整理になったと思います。


この人がいなければ私は今こうして音を紡いでいないです。
音を奏でる楽しさと音を大切にすることを教えてくれました。

先生も、かつての生徒がジャンルは違っても音楽の道にいることが嬉しいと喜んでくれました。

わたしもようやく報告できてよかった。


自分が気持ち的に会えなかっただけで会えば喜んでくれる人がたくさんいることを最近は感じています。

どうしても切れてしまう縁はしかたないけれど、会いたいときにその人がいなくなっていることにならないように

今回も、先生のことは思い浮かんで会いに行こうか悩んでる私に母が言いました。
「会いたい人には会える時に会ったほうがいいよ。会いたいときにその人がいないこともあるからね」

今年の1月の能登地震で私の地域もかなり揺れました。

私の住んでるところは金沢ですが被害が大きい4つのうちの一つに入っています。先生に会いに行く時もかなり道が荒れていました。

でもこうしてお互い無事で、また再会できた。同じジャンルだけど違う畑の人間同士、お互いの分野に敬意を持って接して話すことができた。ピアノの時は上下関係だったものが、違う分野なことで対等に話せる楽しさが加わった。

会いたいと思った人にはなるべくその時に会うようにしていこうと思います。
その時は前とは違った形で、もう一度別の形で花が咲くのだと思います。

Maho