Polaris|数式解説

    Polarisとは何か

    Polaris(北極星)は、地球の公転による動きがほとんど見えず、夜空の中で変わらぬ位置に輝く星です。
    そしてこの作品で描いているのは、「距離ではなく、方向で導く光」です。

    Polarisの数式

    $[
    \boxed{\mathrm{Polaris}(t)=\langle v(t),P\rangle}
    ]$
    記号の意味
    $(P)$:Polaris(北極星)そのものの「方向」
     時間が経っても変わらない“目指す先”として、長さ1のベクトル(単位ベクトル)で置きます。
    $[
    \frac{dP}{dt}=0
    ]$
    =「彼らは振り向かず、いつも同じ方向だけを見ている」
    $(v(t))$:その時点の「私の視線の方向」(これも長さ1)
     迷っているときは全然違う方向を向いているかもしれない。
     でも「やっぱりあの人たちの見ている先へ」と思ったとき、少しずつ (P) の方へ向きが戻っていく。

    内積が表すもの

    単位ベクトル同士の内積は
    $[
    \langle v(t),P\rangle=\cos\theta(t)
    ]$
    つまり、二つの向きの「ずれ(角度)」そのものをスコア化した値です。
    $(\mathrm{Polaris}(t)=1)$:完全に同じ方向$((\theta=0^\circ))$
    $(\mathrm{Polaris}(t)=0)$:直交=別方向$((\theta=90^\circ))$
    $(\mathrm{Polaris}(t)<0)$:逆方向$((\theta>90^\circ))$
    ここで大事なのは、モデルに「距離」が出てこないこと。
    あるのは「今、自分がどの方向を見ているか」だけ。
    だからこれは、
    どれだけ近づいたかではなく、
    どれだけ“同じ目線”になれているかの式です。

    別の書き方

    単位ベクトル同士だと
    $[
    \langle v(t),P\rangle
    =1-\frac{1}{2}\lvert v(t)-P\rvert^2
    ]$
    とも書けます。
    $(\lvert v(t)-P\rvert)$ は「方向のズレ具合」。
    それが小さいほど $(\mathrm{Polaris}(t))$ は1に近づきます。

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