3/11~3/15 金沢 しいのき迎賓館にて「Sinfoniart - 構造が交響として織りなす風景-」開催中

Ciel|数式解説

    数式の意味

    $[
    \mathrm{Ciel}(t)=
    J_{\max}
    \bigl(1-e^{-\alpha u(t)}\bigr)
    e^{-\beta u(t)}
    ]$
    $[
    u(t)=\max\bigl(H(t)-H_c\cdot 0\bigr)
    ]$
    この式は、
    積み重なった苦悩が、ある境界を越えたときに歓喜へ変わること、
    そしてその歓喜もまた永遠ではなく、やがて遠ざかっていくことを表しています。

    ● $(H(t))$
    積み重なった苦悩の厚み。
    $[
    H(t)=\int_{0}^{t} d(s),ds
    ]$
    $(d(s))$:その瞬間に感じている苦悩の強さ
    $(H(t))$:スタートから時刻 (t) までに積み重なった苦悩の総量
    これは「雲の厚み」です。
    どれだけもがき、どれだけ向き合ってきたか。
    創作の苦しさも、あきらめそうになった時間も、
    すべてこの厚みの中に含まれています。

    ● $(H_c)$
    歓喜へ至る境界。
    $(H_c)$ は、
    「苦悩を突き抜ける」ために必要な厚み。
    $[
    u(t)=\max(H(t)-H_c,0)
    ]$
    とすることで、
    この境界を越える前は $(u(t)=0)$、
    つまりまだ歓喜には届いていない状態になります。
    雲を抜けた“その先”に進んだ分だけ、
    歓喜の光が立ち上がり始めます。

    ● $(J_{\max})$
    歓喜の最大の明るさ。
    $[
    J_{\max}
    ]$
    は、雲を抜けた先で一瞬強く開く、
    歓喜の光の最大値です。
    それは、ただ楽しいという意味ではなく、
    苦悩を通ったあとにしか見えない、
    澄んだ高みにある光でもあります。

    ● $(\bigl(1-e^{-\alpha u(t)}\bigr))$
    歓喜の立ち上がり。
    $[
    1-e^{-\alpha u(t)}
    ]$
    は、雲を抜けた直後に
    光が急激に立ち上がっていく様子を表します。
    厚い雲の向こうに出たとき、
    急に視界が開けるような、
    そのまぶしい開放感の部分です。

    ● $(e^{-\beta u(t)})$
    歓喜が幻のように遠ざかること。
    $[
    e^{-\beta u(t)}
    ]$
    は、いったん得た歓喜が
    少しずつ薄れていくことを表します。
    Ciel の本文にあるように、
    その喜びは永遠ではなく、
    いずれ幻のように遠ざかっていく。
    でも、それで終わりではない。
    また再び雲を越えれば、
    その先にたどり着くことができる。

    Ciel が表すもの

    この式が言っているのは、
    苦悩は無意味ではない
    歓喜は永遠ではない
    それでも再びそこへ向かう価値がある
    ということです。
    Ciel は、
    苦悩 → 突破 → 歓喜 → 消失 → 再挑戦
    という創作そのもののリズムを形にした作品でもあります。
    だからこの光は、
    ただの空の光ではなく、
    何度でも向き合い、何度でもたどり着こうとする
    意志の光でもあるのです。
    何度でも向き合い、何度でもたどり着こうとする
    意志の光でもあるのです。

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